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会社法とは 会社法の制定目的・背景、平成26年改正会社法、会社と個人事業の違い等

会社法の1条には、「会社法とは、会社の設立、組織、運営及び管理について定める法律」とあります。企業(会社)は、物を仕入れたり製造し、それらに利益を上乗せして販売することで、利益を出すこと(営利活動)を計画的、継続的に行うことを目的とする経済的な存在で、利益を計上し債権者への支払い、配当など営利の追求、分配を特性とします。すなわち、会社法は、会社や株主、取引先など会社と利害関係者間の利益を調整しつつ、営利の追求といった企業(会社)の特性を実現するための技術的なものです。現在の会社法は平成17年6月29日に可決成立し、平成18年5月1日から施行されたものですが、意外ですが、これ以前は会社法という法律は日本にはなく、「商法第二編 会社」、「株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律」(商法特例法)、「有限会社法」の3つの法律が現在の会社法の代わりとして存在していました。これら3つの法律は、会社法の制定により無くなり(いずれも平成18年5月1日廃止)、会社法の中に取り込まれました。