法人税の確定申告
確定申告は個人だけではなく、法人も事業年度ごとに、決算日から2か月以内に、法人税申告書を作成し、課税所得に対する法人税を納付します。法人の確定申告は個人とは期限や手順が大きく異なります。ここでは法人の確定申告とはどういったものか、確定申告書の提出期限・時期について解説します。
相談BIZ!知ってて得する、相談して得する専門知識
確定申告は個人だけではなく、法人も事業年度ごとに、決算日から2か月以内に、法人税申告書を作成し、課税所得に対する法人税を納付します。法人の確定申告は個人とは期限や手順が大きく異なります。ここでは法人の確定申告とはどういったものか、確定申告書の提出期限・時期について解説します。
納税地とは、申告、納付、申請、請求、届出等法人が法人税法に基づく義務履行や権利行使の処理を行う場所をいい、法人を管轄する税務署を決める基準となる場所です。すなわち納税者が申告、納付、申請、請求、届出等をどの税務署長にしたらよいか、また、どの税務署長が納税者に対して更生、決定をすることができるかを定め、納税者と国税庁の両社にとって最も都合のいい場所を納税地とするようにしています。よって、法人を新設した場合は設立の日から2ヵ月以内に納税地を記載した設立届出書を所轄税務署長に提出し、納税地に変更があった場合は、異動届出書を所轄税務署長に提出しなければなりません。
法人税法において事業年度とは、原則として法人の財産及び損益の計算の単位となる期間で、法令で定めるもの又は法人の定款、寄附行為、規則、規約その他これらに準ずるものに定めるものをいいます(法人税法13条)。事業年度(会計期間)の定めが無い場合や定めた期間が1年を超える場合は別途取り決めがあります。
法人税の納税義務のある法人であっても、法人の種類により課税所得の範囲は同じでなく、また適用される税率も異なります。なお、連結納税を適用している法人については内国法人(普通法人、協同組合等)と同じになります。